2021.12.21.tue
日本タイポグラフィ年鑑に初入選しました
この度、fodesignから応募したロゴマークが日本タイポグラフィ年鑑に入選しました。
初めての応募です、とても緊張しました。
デザイナーが挑戦したいデザイン賞は日本・海外含めて多数あります。
日本のスタンダードなものに限って言えば、5〜6つくらい?(曖昧)の賞が設けられており、
「日本タイポグラフィ年鑑」というのもその中の一つとなります。
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【日本タイポグラフィ年鑑とは】
さまざまなコミュニケーションで必要とされるタイポグラフィ。
その巧みな姿を収録した『日本タイポグラフィ年鑑』。
1969 年に『日本レタリング年鑑』としてスタートし、本年は通算発行で43冊目となります。
作品は広く海外からも一般公募で受け付け、
会員から選ばれた審査委員と前年度のグランプリ受賞者による厳正な審査により、
全応募作品の中から「グランプリ」1 点、部門ごとの「ベストワーク賞」や
審査委員が個人の視点で評価の高い作品または作家に送られる「審査委員賞」が授与されます。
この年鑑は当協会の財産であり、海外でも評価の高いタイポグラフィ・デザインの記録です。
※公式サイトより引用
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私が入選の通知を受け取った時が、またちょっと印象的で。
銀座にあるギンザ・グラフィック・ギャラリーでデザインの展示を見て
「すごすぎる」「発想がエグいな」とめちゃくちゃに刺激を受け、
自分に喝を入れて出口を出た、まさにその時にメールに気づいたんです。
最初は何が書かれているのか理解できなくて、応募者全員に届くようなメールなのかと思いました。
というのも、私も夫も(夫には応募を手伝ってもらいました)
なかなか連絡がこなくて……というか初応募なのでいつ連絡が来るのかも分からず、
これは完全に「落ちたな」と思っていたから。
夫は気遣いがきめ細やかなので、私が落ち込まないようプリントアウトした応募要項の紙をこっそり捨てていたほどです。笑
入選の結果を理解した時、それでも嘘かと思いました。
まだ郵送での通知を受け取るまでは「何かの間違い」の可能性もあると。
それくらい信じがたいことでしたね。
私の周りには、デザイン専門学校の先輩や同期、現役の先生、独立してから知り合った関西のデザイナーさんなど
たくさん賞をとっている方々がいらっしゃいます。
特に関西のデザイナーさんは、知り合ったその日に一緒に銀座のギャラリーを巡って
「岡芹さんもどんどん賞に出した方がいいよ」とアドバイスのような、
「一緒に遊びに行こうよ」くらいのノリに近いような、
そんな感じの言葉をかけてくれました。
その言葉に背中を押されて、
たくさんの方々のご活躍から多くの刺激をいただいて、
時には身の程をわきまえない嫉妬なんかも抱きつつ、
いつか私もデザインの賞をとってみたいという想いがずっと心の中にありました。
「自分には出来ない」なんて決めつけず、挑戦する気持ちを持ち続けていてよかったです。
そしてこの結果を受けて、
自分一人の力だけでは到底無理だった、お客様とのご縁がすごく大切なんだな〜とも実感しました。
お客様の事業内容の良さ、ネーミングの良さ、打ち合わせでの意思疎通、私に任せてくれる懐の深さ・・・
色々なものが積み重なって、
それが信頼と理解に繋がって、
のびのびと自由な発想でデザインが出来たんだな〜と思います。
それを評価していただけたんだろうなとも思います。
そんなお仕事をくださったお客様には感謝でいっぱいです。
刺激をくれたデザイナーの先輩方にも感謝。
友人や夫にも・・・うーん、感謝がいくつあっても足りない感じです。
この度の結果には身にあまる思いも抱きつつ、
自分が独立してやってきたことに自信を持たせてくれる嬉しい出来事となりました。
fodesignは、これからもお客様の想いに共感しながら
デザイナーとしては敷居が低く親しみやすい庶民派としてやっていこうと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
fodesign 岡芹史子