2022.4.17.sun
年賀状サイトについて、今更ながら!
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
って、もう気づいたら2022年も4月の中旬ですね!
早い!
怖い!
2023年の年賀状を作る時期がやってきてしまう前に、
fodesignの今年の年賀状をご紹介させてください。
今年は「貰っても負担にならない年賀状」をテーマに作りました。
毎年 fodesignでは紙(ハガキ)の年賀状を送らせていただいていますが、
2021年は「紙の年賀状は廃止」「資源を大切にする」などのニュースが多く取り沙汰されていました。
私も毎年悩むんですよ。
もう年賀状を送るのはやめようかな、と。
毎年twitterなどで検索をかけると(調査)、
「年賀状は面倒くさい」
「送られる方も負担」
という声がまあまああることも事実なわけです。
そして、実はその一方で、
「年賀状という文化を大切にしたい」
「年に一度の挨拶はしたい」
というお声も。
私もデザイナーの端くれ、年賀状はやっぱり作りたいものでもあります。
アナログな文化も残したいよね。
郵便局の方々も、頑張って宣伝もされているわけだし。
そんな考えが堂々巡り。
ぐるぐるぐるぐると悩んだ結果…
「そうだ、年賀状へのお返しの手間を無くそう!」
と思いつきました。
資源だ、文化だ、と言いながらも、
年賀状廃止派の方々の本質は「面倒臭い」に集約されていると思ったからです。
ということで、紙媒体とWebのハイブリッドなアイデアを採用することにしました。
紙の年賀状とWebサイトを掛け合わせたものです。
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https://fodesign.jp/2022/
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今まで通りの紙の年賀状としては、QRコードをデザインしたものをお送りしました。
黄色の紙に黒のQRコードを大きく印刷したものです。
ちょっとだけ「虎」にも見えるような工夫も。
活版印刷でリッチに作ったのですが、印圧をもう少し強くすればよかったと少しだけ悔いを残しつつ。笑
そのQRコードを読み込むと、お正月の挨拶が載った年賀状サイトに繋がります。
挨拶文を読み終えてくれた方には、一手間。
年賀状サイトの一番下にある「いいねボタン」をポチッと押してもらいます。
そうすると、こちらにお返事を送ってもらう代わりに「いいね」が届くといった仕組みになっています。
この年賀状サイトは直接年賀状を送った方以外にも、
各SNS(Instagram、facebook、twitter、LINE)で繋がっている方々にも見ていただきました。
結果、元旦から1週間の間で、
【231回】も、このサイトを見ていただき、
【123回】の、いいねをいただきました!
年賀状をお送りしたのは40人弱なので、SNSを通してたくさんの方にもご挨拶が出来たのです。
実際にこの年賀状サイトの最後のボタンをポチッとしていただければ分かるのですが、
虎ちゃんもお腹いっぱいになったことでしょうね。
更に嬉しいことには、各方面から、
「これ、めっちゃいい!」
「新しい年賀状の形だね」
「ポチッとしたよ〜!」
と大好評をいただいたのです。
いや〜〜〜嬉しかったです。
こんなにお褒めいただいてしまって、お正月最高じゃん!!!!
って満ち足りた気分でした。笑
デザインって、
目に見える「絵」とか「文字」とか「写真」だけではなくて、
「もっとこうしたら使いやすいかな」
「もっとこうしたら不満が減るかな」
「もっとこうしたら時代の流れと合うかな」
という、
・アイデア
・企画
・設計
そういったものも丸っとひっくるめての「デザイン」なんだと思っています。
私のアイデアはたま〜に奇抜すぎて、
お客様に「う〜ん……(苦笑)」と言われてしまうこともありますが(自覚あります!)
たまにはこんな感じでプライベートの制作で
存分にアイデアを表現しても面白いなと思いました。
自由に企画して、自由に表現して、自由に挑戦してみる……
最終的にはみなさまに
「これ、いいね!」
と受け入れてもらえたことは、私(デザイナー)にとって嬉しい結果となりました。
古いもの、古い文化は捨てていくだけじゃなくて、
時代に合わせた形にアップデートしてあげたい。
デザインしてあげたい。
そんなことを、年賀状制作を通してしみじみと感じたのでした。
fodesign 岡芹史子